Jリーグクラブをつくろう!―新規参入を目指すクラブを紹介
秋元 大輔

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
人気ランキング: 12188位
おすすめ度:

発売日: 2007-02
発売元: ノースランド出版
発送可能時期: 通常4日間以内に発送
愛と情熱の地域リーグ
JFL以下のリーグでJリーグ参入を目指して活動しているクラブを紹介している本。全国にJリーグを目指すチームは多いと聞いてはいたが、その実数や実態を正確に伝える媒体は少なかった。その意味で本書の存在は貴重だ。クラブに携わる人びとのさまざまな思いにも触れることができ、ここまでサッカーの裾野を広げたJリーグの功績には改めて感服するばかりだ。
しかし、著者はこの現状に対して決して楽観的な未来像を描くことなく、少々辛口に、しかし愛情をこめたエールをそれぞれのクラブに送っている姿勢がすばらしい。私もすべてのチームがプロチームとして大成できるとは思えない。しかし、それでもすべてのチームにJ参入という目標を果たして欲しい。そんな思いにさせるものがこの本にはある。
あくまでも私見だが、本書はソーシャルベンチャーのような事業を起こす上での手引きにもなると思う。非営利活動を行う時、何が障壁になり、また何が資源となりうるのか、参考にできる点も多かったと思う。
日本代表だけ見てる人たちに、ぜひ読んでほしい一冊
すごい本が出た。
この本を読まずに日本サッカーは語れない。
北は盛岡から、南は沖縄まで、全国のJリーグ参入を目指す28クラブの現状と課題を、著者自ら現地を訪れまとめた一冊である。
Jリーグ発足から15年経ち、ようやくいくつかのJクラブが地域住民の支持を集め始め、一部の大企業に頼らない運営を成功させつつある。
それがきっかけの一つとなり、地域リーグ、都道府県リーグから地道にJ参入を目指すクラブが増えてきた。巻頭のJリーグチェアマンインタビューによると、そうしたクラブは全国に50?60以上あるそうだ。
本書に掲載されているような、下からこつこつ積み上げていくクラブが、Jリーグを席巻するようになって初めて、この国にサッカー文化が根付き始めたといえるのだろう。
そうした意味で、まだほとんどの国民が注目していない地方のマイナークラブを実際に訪れて取材し、まとめた本書の功績は計り知れない。わが国のスポーツ文化の発展に多大な貢献を果たす名著なのではなかろうか。
サッカーファンのみならず、すべてのスポーツを愛する人、故郷を愛する人、夢を追う人にオススメである。
著者はまったく無名のライターである(プロフィールによると「サッカーでメシが食えるか?」を作った人みたい)。サッカー選手は次々と世代交代されていくが、サッカーライターはほとんど世代交代されない。専門誌にはJ発足時と同じライターの名前が並んでいる。そうしたライターの中には、毒にも薬にもならない戯言をほざいている者も少なくない。サッカー専門誌が売れないのもよく分かる。本書の著者のように、無名だが面白い取材を地道にしてるライターの原稿を望む読者は少なくないように思えるんだが。
選手には「考えて走る」ことを求めるのに、自らは「考えないし、走らない」サッカーマスコミへの強烈なアンチテーゼが、本書の行間からにじみ出ているようにも思えてきた。
著者の次回作にも期待である。
「サッカーファンのために頑張って下さい。あとがきにあった執筆理由には深く共感できました」
現実も知ろうね。
Jリーグに興味がある方はこの本に目を通しておいても損はしないと思います。この本に記載されているクラブは主に地域リーグに所属しているクラブなんですけど、こんなにJリーグを目指しているクラブが多いことを知ることになるでしょう。但し、掲載されているクラブの中にはかなりの問題を抱えたクラブもあります。たいてい、この手の本になると、こういうマイナス面なんかは書かないケースが多いんですけど、敢えて、クラブのマイナス面も書いたところは称賛すべき点ではないですか。